2026年夏 高校生インターンシップ実施レポート|139名・51社が参加
2026年夏 高校生インターンシップ実施レポート|139名・51社が参加、アンケートから見えた成果
2026年夏、株式会社アッテミーでは、高校生を対象としたインターンシップを実施しました。
今回のインターンシップには150名の高校生が申し込み、139名が参加。51社の企業・団体を訪問しました。実施期間は2026年7月22日から8月21日です。
アッテミーでは、インターンシップを単に「仕事を体験する機会」としてではなく、高校生が、
「社会にはどんな仕事があるのか」
「自分はどんな環境で働きたいのか」
「今の学びは将来とどうつながっているのか」
を考える機会として、学校・企業のみなさまと一緒にプログラムをつくっています。
今回は、参加した高校生139名へのアンケート結果から、2026年夏のインターンシップを振り返ります。
2026年夏の高校生インターンシップ実施概要
まず、今回の実施概要です。
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 実施期間 | 2026年7月22日~8月21日 |
| 申込生徒数 | 150名 |
| 当日参加生徒数 | 139名 |
| アンケート回答数 | 139名 |
| 訪問企業・団体数 | 51社 |
2026年夏 高校生インターンシップ実施概要
参加した高校生は、何を目的にインターンシップへ?
事前アンケートの自由記述を見ると、参加理由は一つではありませんでした。
多く見られたのは、
「3年生になったときの就職活動に備えたい」
「会社や社会について早いうちに知りたい」
「働くことへの不安を減らしたい」
といった、将来の就職を見据えた理由です。
一方で、
「大学進学か就職かを考える材料にしたい」
「自分にどんな仕事が向いているのか確かめたい」
「夏休みに新しい経験をしたい」
といった声もありました。
また、専門学科で学ぶ高校生からは、電気工事士の資格や、知的財産、脱プラスチック、製品の再利用、食品製造など、学校での学びや自分の関心が社会でどう生かされるのかを知りたいという参加動機も見られました。
高校生インターンシップは、就職希望者だけのものではありません。
就職・進学を問わず、社会に出る前に自分と仕事との接点をつくる機会として活用できると、私たちは考えています。
97%が「企業について理解できた」
インターンシップ終了後、
「参加した会社について、深く理解することができましたか?」
と尋ねました。
結果は、
- とてもできた……75%
- 少しできた……22%
- どちらともいえない……3%
- あまりできなかった……0%
- 全くできなかった……0%
となり、97%の高校生が「理解できた」と回答しました。
さらに、インターンシップ全体の満足度は、10点満点中9.4点でした。
高校生インターンシップ満足度調査
参加後、75%が「この業界で働きたい」
企業側にとっても興味深い結果がありました。
参加した企業の業界で働くことについて尋ねたところ、肯定的な回答を合わせると「75%」となりました。
インターンシップ参加前から、その業界への就職を具体的に考えていた高校生ばかりではありません。
実際に会社へ行き、仕事を見て、社員と話す。
その経験によって、
「知らなかった仕事」が「自分の進路の選択肢」に変わる。
これは高校生にとっても企業にとっても、インターンシップの大きな価値の一つです。
高校生が会社を選ぶとき、「条件」だけを見ているわけではない
アンケートでは、高校生が企業を選ぶ際に重視するポイントについても尋ねました。
上位は、
給与・休日 73%
社内の雰囲気・社風 60%
福利厚生 36%
でした。
給与や休日などの条件が重要なのは当然です。
しかし、それに次いで「社内の雰囲気・社風」が挙がっている点に注目したいと思います。
求人票や企業ホームページだけでは、実際に働いている人たちの様子や社員同士の関係性までは、なかなか伝わりません。
インターンシップには、企業の魅力を説明するだけではなく、
実際の職場を「体験」として伝えられる
という特徴があります。
この点については、前回の記事
「高校生インターンシップを『職業体験』で終わらせないために|学校と企業が考えたい5つのポイント」
でも詳しくご紹介しています。
「働くことへの不安」は41.9%から24.4%へ
今回、私たちが特に注目したのが、インターンシップ前後の高校生の気持ちの変化です。
「働くことに関する不安感がある」という問いに「とても思う」と答えた高校生は、
インターン前 41.9%
↓
インターン後 24.4%
へ減少しました。
また、「進路選択や就職活動に対する意欲や関心がある」に「とても思う」と回答した割合は、
48.4% → 56.7%
へ上昇しています。
高校生インターンシップで不安減少
進学希望の高校生にも、インターンシップの意味がある
高校生インターンシップというと、
「就職する生徒のための取り組み」
と思われることがあります。
しかし今回の結果では、進学を考えている高校生にも変化が見られました。
アンケートの分析では、進学を考える生徒にとって、学校での勉強が将来につながっているという実感や、大学進学後のキャリアへの意識につながったことが確認されています。
一方、工科高校や専門学科の生徒にとっては、普段学んでいる座学・実習・技術が、社会でどのように使われているのかを実際の現場で確認する機会となりました。
学校種や卒業後の進路が違っても、
「今の自分」と「将来の社会」をつなぐ
という点では、インターンシップが果たせる役割があります。
企業のみなさまと「やって終わり」にしない振り返りも
夏のインターンシップ終了後には、参加企業のみなさまとの振り返り会も実施しました。
ここでは生徒アンケートの結果を共有するだけではなく、
「高校生に何が伝わったのか」
「どんなプログラムへの反応がよかったのか」
「次回は何を改善するのか」
などについて、企業のみなさまと意見交換を行いました。
実際の振り返りでは、「楽しい機会を提供して終わり」ではなく、学校とのコミュニケーションを続けることや、一度参加した高校生がもう一度来たくなるプログラムへつなげることも、次の課題として話し合われました。
アッテミーでも、インターンシップは実施そのものがゴールではなく、
企画 → 実施 → 生徒の振り返り → 企業へのフィードバック → プログラム改善→採用活動の改善
までを一つのサイクルとして考えています。
2026年夏のインターンシップから見えてきたこと
今回のアンケートでは、企業理解や満足度だけでなく、働くことへの不安や進路への意欲にも変化が見られました。
また、学校種や進路希望が違っても、実際の企業の現場に入り、大人と関わることで、
「学校での学びと社会とのつながり」
「自分が社会で働くイメージ」
「知らなかった仕事や業界との出会い」
を得られる可能性も見えてきました。
一方で、企業ごとのプログラムの違いや、インターンシップ後の学校・企業とのつながり方など、今後さらに改善していきたいこともあります。
アッテミーでは今回の結果を、次年度のインターンシップの設計や、学校・企業のみなさまへの支援に生かしていきます。
次回は「企業側のリアルな声」を紹介します
次回は、2026年夏のインターンシップに実際に高校生を受け入れた企業の事例をご紹介します。
「これまで高校生との接点をつくることが難しかった企業が、インターンシップを通じてどのように高校生と出会ったのか」
実際のプログラム内容や、高校生の反応、実施後に見えてきた課題まで、具体的にご紹介する予定です。


