【高校就職講座】高卒の就職試験てどんなもの?
高卒の就職試験てどんなもの?
受験する会社がどのような試験をするのかは、7月以降に会社が発表する求人票に書いてあります。
今の時点では、一般的なことをお話しします。
会社は、当然あなたのことをよく知って採否を決めたいと考えています。
ポイントは2つあります。
まず一つは、今までのあなたの学力や実績・能力です。
二つは今現在のあなたの力と人物です。
ここからはその2つのポイントについて説明していきます。
まず、今までのあなたの学力や実績・能力です。
会社の人たちは、今までのあなたのことを学校から送られてくる調査書を参考にします。
調査書には、
- 3年間の全ての教科・科目の成績
- 視力・聴力等健康診断の結果
- 学年ごとの学級委員や生徒会、部活動等特別活動
- 担任の先生の推薦理由
などが記載されています。
これで高校三年間のあなたことが大体わかるわけです。
+成績
〇 1、2年の成績が悪いからと言って悩むことはありません。
得意・不得意をしっかりとわかった上で頑張ったことを思い出してください。
(例えば、成績が悪くても部活動頑張ったでもOKですよ)
+特別活動
〇 部活動に入っていた人・何か学級委員をやっていた人は、アピールポイントとして大いに主張してください。
特に部活動やクラスの中で、この辺を頑張ったとか、苦労したなどの経験は簡潔に説明できるようにしましょう。そしてその結果、成長したと思う点も整理しておきましょう。
〇 では、部活動を途中でやめた人や最初から入らなかった人はどうでしょう?
安心してください。
途中でやめた・もしくは最初から入らなかったけど
「家計を助けるためにアルバイトを頑張った」
「少年野球の指導に頑張った」
「勉強が苦手で人より時間がかかるので頑張った」
など逆に胸を張って自己PRしましょう!
要するにしっかりと調査書の中で書かれていることを整理して、自らの性格や能力はここは欠点ですが、これは負けませんとアピールできることが大事です。
※推薦理由
あなたが、特別活動や人間として頑張ったことを理由に推薦してもらえるところです。
学校以外でも頑張ったことや資格など、担任の先生が書くときに参考になるような情報を伝えておきましょう。
二つめは今現在のあなたの力と人物です。
当日の就職試験では次のような試験が行われています。
(1)一般常識テスト
高卒の場合、中学校までの知識ということですが、
特に国語の漢字の読み書き・四字熟語・有名なことわざ、数学は計算問題・簡単な関数などが重視されます。
(2)適性検査
クレペリン検査(心理検査) SPI3(強み、弱み、性格) GATB(職業適性検査)
VCAP(交流分析を用いた適職診断)などがあります。
これについては、 この講座で、6月ごろ特別にお話しします。
(3)面接
自己分析はしっかりできていますか?
履歴書に書いた志望動機を参考にします。
まだ、高校生なのですから背伸びしないで、素直に答えましょう。
コミュニケーション力・明るさ・積極性・礼儀正しさなど大きなポイントになりますが、あまり神経質にならないで、近所のおじさんや親しい先生と話していると思ってください。詳しい面接の受け方については、この講座も、夏ごろ特別にお話しします。
(4)作文
タイトルは、「あなたが今まで一番頑張ったこと」「どのような社会人になりたいか」
というのが多いです。
作文を書かせる目的は、その書かれた内容に基づいて質問をして、
「その人が、今まで何をやってきたのかをみたい」
「その人物の素顔が知りたい」
「書き方、字から、その人物の性格を知りたい」などです。
作文が苦手な人は、早めに対策しておきましょう!
まとめ
採用試験に備えて
1.今までのあなたの学力や実績・能力
2.今現在のあなたの力と人物
について一度確認してみてください!!